妙覚寺について

寺院正式名称長谷山 妙覚寺(ながやさん みょうかくじ)
ご本尊久遠の本師釈迦牟尼佛(くおんのほんし しゃかむにぶつ)
創建年長享二年(1488年)
宗旨日蓮宗
住所佐倉市臼井台1201
交通京成本線「京成臼井駅」から徒歩17分
駐車場あり
拝観時間堂内は住職在寺時の17時頃まで
御朱印授与時間17時頃まで(直書きは住職在寺時)

境内の見どころ

江戸時代の強豪力士 雷電爲右衞門の顕彰碑が境内に、飛び地境内地には全国に4カ所ある雷電関の墓でも唯一妻子と共に眠る墓所があります。

堂内には開運大黒尊天や、能勢妙見山開眼の北辰妙見大菩薩、また、醫王殿には古くから「臼井のお薬師さま」と慕われている薬師瑠璃光如来が奉安されております。
境内地に保育園があり、子供たちの元気な声で溢れています。

縁起

印旛郡誌には「臼井台町字長谷津にあり長谷山と號す。日蓮宗妙満寺派にして千葉郡濱野村本行寺末なり。本尊を釈迦牟尼佛とす。長享2年(1488)の創立。明治28年40世日持(寺誌では41世)の時、布田薬師の分身を請いて安置す。」とある。
開基は心了院日泰上人。日泰上人は、土気城主酒井定隆の領地七里四方をすべて法華寺院に改宗させたことで有名。本山妙満寺第16世。

堂宇は文化12年第31世日好上人代に残らず焼失するも再建される。
昭和年間に入り第44世日徳上人が無住廃寺同然となっていた妙覚寺に入寺し、境内堂内整備と粉骨砕身せられ、寺観見事に再興す。

日徳上人代に無住廃寺となっていた淨行寺(※)を妙覚寺の管轄の下に合併し、現在に至る。
昭和48年には地域の子育て支援のため、境内に社会福祉法人日輪福祉会すみれ保育園が設立された。
平成7年には立教開宗750年の記念事業として本堂と仏像の修繕事業が、また、令和元年には宗祖降誕800年慶讃事業として庫裏・客殿改修工事が竣工した。※淨行寺

本覚山淨行寺は、印旛郡誌に「臼井台町字寺前にあり本覚山と云う。顕本法華宗にして京都妙満寺末なり。永徳中日什上人の開く所なり。旧臼井城大手門内にあり。今其の地を淨行寺古屋敷と呼ぶ。天正12年5月城主原式部大輔胤栄之を移して造営すと云う。胤栄の族越前守某宗祖の木造、西行の石像、仏経十巻、机十脚、仏舎利一粒を寄付す。天明中15世日要の時、火災あり。本堂、庫裏悉焼失す。嘉永年20世の代日蓮の像及仏舎利を会津の妙法寺(日什の開基)に寄付し、西行の像は臼井村相川氏に譲ると云う。

明治27年22世の住持文應示寂し以来無住にして堂宇間口五間、奥行五間頽廃恰も廃寺に等し。寺内に雷電爲右衞門の墓あり。爲右衞門は信州の人。寛政年間の力士なり。その妻某は臼井村の産なりしを以て晩年老を此地に養へりと云う。」とある。